美の特攻隊

てのひら小説

2014-12-01から1日間の記事一覧

秋庭歌一具

散りされど 深き息吹の 彩たる夢 秋の結びに 狂え酔いたし

蛇の歌

うすら笑いを張りつけたのではないだろう、見方によって苦笑にもとれる顔つきには、分別くささがのぞいていたし、また木漏れ日の加減のせいか、その影が光線を退けるよう戯れに誘われた無邪気さは、本来の性質をあらわにしているとうかがわれた。「お嬢さま…