化粧13

何日か過ぎて望美は、語ることに意義を見出したのか、小耳へ挟んだり実際居合わせた姉らのうわさを美代へ懸命に報告した。 ラブレターをもらったと自慢気に話し自分の方からも二回ほど渡したことを正直に言うあたりが姉らしいとか、眼鏡の同級生に限らず家へ集まる同年らはけっこう異性を快活なもの言いで品定めしているこ…