三階の一番奥、部屋の前にならぶ姿でふたりしてドアを開ける。 実際には清也がややぎこちなく上着の内ポケットから鍵を取り出し、弁当の包み袋とハンドバックを手にした葉子を中へと促した。ふたりしてこの部屋から歓待を受けたのだ、そんな思いがせり出す。…
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