小林古径の「髪」の魅せるものが、幼年の孝之を禁断の道筋へと案内しかけたのだとは言いがたい。深沢久道が語った妹と同じほどの年齢、まだ性が芽生えうるもなく、この絵があらわにしている乳房のなめらさから類推されるのは、湯船のなかで間近にされる母の…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。