美の特攻隊

てのひら小説

2015-02-26から1日間の記事一覧

Godspeed You

ペルソナ〜30

肩に触れた黒髪は風にそよいでいるようであったが、澄んだ空気は動かないままじっとこの瞬間を愛でていた。孝之のこころにも凍結とは作用の違った揺るぎのなさが到来していた。それが寸暇であることはわかっていたし、通りすがりに鼻をつく芳香みたいなもの…